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公開日2017年5月25日
03:44

The frontiers -オプジーボについて語る-

第11回 オプジーボ登場による非小細胞肺癌治療の変化、扁平上皮癌治療におけるオプジーボの臨床効果と位置づけ

オプジーボが登場し、二次治療以降非小細胞肺癌の新たな治療選択肢が加わりました。実臨床においてオプジーボをご使用いただいている先生方に、治療方針や印象、評価ポイント等についてお伺いし、各ご施設でのオプジーボの活用方法をお届けします。
今回は京都大学の金先生に扁平上皮癌治療におけるオプジーボの臨床効果と位置づけについてお話を伺います。

動画のまとめ
  • オプジーボの登場による非小細胞肺癌治療の変化
    既存の抗がん剤では効果が得られなかった患者さんに対しても、長期生存の可能性(CheckMate017試験、057試験)が期待できるようになりました。
  • 非小細胞肺癌治療におけるオプジーボの使い分け
    ・扁平上皮癌
    基本的には2nd lineの患者さんでは、まずオプジーボを検討します。中でもPS 0-1の扁平上皮癌であれば、基本的には全例オプジーボを使うことになります。
    ・非扁平上皮癌
    ドライバー変異陰性の患者さんでは2nd line、陽性の患者さんでは3rd line以降、という使い分けをしています。
  • 扁平上皮癌におけるオプジーボの位置づけ
    ・CheckMate017試験のOSでみると、最初から最後まで一貫してオプジーボが上回っているため、2nd lineの標準治療と考えています。
    ・オプジーボ群では、長期に経過した後もフラットなテールが出てきて、長生きされる方が多く、やはり長期生存(CheckMate017試験 1年生存率42%)が期待できる薬だと感じています。
    ・扁平上皮癌においては、PD-L1の発現の有無によって生存期間が異なるというデータは得られていないため、バイオマーカーとはいえないと考えています。扁平上皮癌においては、オプジーボ群はPD-L1が陽性であっても、陰性であっても、生存率に同様の効果(オプジーボ vs. ドセタキセル (PD-L1発現<1%):HR=0.58 (PD-L1発現≧1%):HR=0.69)が期待できますので、PD-L1によって使い分けというのは、今のところは考えなくていいと思います。
  • 安全性
    免疫関連有害事象が起こる可能性がありますが、患者さんに必要以上に『怖い』という印象を植え付けないようにしています。事実として、『これぐらいの頻度でこういう怖い副作用が出る可能性もあります』ということをお伝えし、『早期に対応してステロイドの治療をすれば回復可能ですよ』ということをお話しします。使う立場からは、副作用に対してアンテナをしっかり張っておいて、早く見つけてしっかり対応するというところを意識しております。

効能又は効果、用法及び用量に関しましては、最新の添付文書および適正使用ガイドをご確認ください。

先生の所属、役職等は取材当時のものとなっております

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