エドルミズの服用時の注意点

本剤は薬物相互作用が生じる事、食事の影響により血中濃度が低下する事が確認されています。本剤の使用に際しましては。「添付文書」及び「適正使用ガイド」を熟読の上,適正使用をお願い申し上げます。

服用方法について

本剤は食事の影響を受けやすいため、患者さんには服用タイミングに注意していただくようお伝えください。

服用方法について

用法・用量

通常、成人にはアナモレリン塩酸塩として100mgを1日1回、空腹時に経口投与する。

用法・用量に関連する使用上の注意(抜粋)

1.食事の影響を避けるため本剤は空腹時に服用し、本剤服用後1時間は食事をしないこと。

「エドルミズ添付文書」より

補足(抜粋)

国内第Ⅱ相試験(試験番号:ONO-7643-03及びONO-7643-04試験)及び国内第Ⅲ相試験(ONO-7643-05試験)では、本剤の用法を朝食前の服用としていたが、一般的に朝の起床直後は空腹状態と考えられるので、「起床時に服用し、1時間以上たってから朝食をとる」が望ましい。

「エドルミズ適正使用委員会からのステートメント」より

相互作用について

本剤はCYP3A4を阻害及び誘導するため、患者さんには食べ物や薬剤の飲み合わせに注意していただくようお伝えください。

食物や薬剤の飲み合わせ

相互作用は個人差が大きいため、患者さんには一緒に服用している薬やサプリメントがある場合、他の医療機関への受診時や市販薬を購入時は、必ず医師や薬剤師に相談することをお伝えください。

禁忌/注意 併用薬/食品(サプリメント含む) 影響
禁忌 クラリスロマイシン、インジナビル、イトラコナゾール、ネルフィナビル、サキナビル、テラプレビル、ボリコナゾール、リトナビル含有製剤、コビシスタット含有製剤 本剤の副作用が増強する可能性がある
注意 中程度のCYP3A4阻害剤 本剤の副作用が増強する可能性がある
グレープフルーツジュース
CYP3A4誘導剤
(例:セント・ジョーンズ・ワート)
本剤の効果が減弱する可能性がある
抗不整脈薬、β遮断剤、心毒性を有する抗悪性腫瘍剤、QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤 併用薬の副作用が増強する可能性がある

本剤服用中の注意

患者さんには本剤服薬中、体調の変化や気になることがあれば、主治医や看護師、薬剤師に連絡して相談することをお伝えください。

心臓への影響 高血糖、糖尿病の悪化 肝機能障害
頻脈、徐脈、動悸、血圧低下、心電図の異常等 口渇、多尿、血糖値の上昇等 肝機能の検査値の異常、倦怠感、発熱、黄疸等

※上記を説明する際にお使い頂ける資材(IC下敷き)をご用意しています

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  1. *エドルミズ®錠50mg製品添付文書より