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製品に関する重要なお知らせ

プロイメンドQ&A プロイメンドQ&A

医療機関の先生方からよく寄せられる弊社製品に関する質問とその回答をご紹介しています。
詳細内容のご確認は弊社医薬情報担当者(MR)またはくすり相談室までお問い合わせください。

本剤投与後、例えば4日目からイメンドカプセルを併用することは?

本剤投与後にイメンドカプセルを追加投与して有効性を確認したデータはなく、承認された用法・用量ではありませんので推奨しておりません。

なお、本剤を投与しても4、5日目に悪心・嘔吐が発現するレジメンの場合には、症状発現時に追加投与薬剤で対処していただくか、抗悪性腫瘍剤投与の初日からイメンドカプセルの処方をご検討ください。

注射部位障害の対処方法について

対処方法について、本剤に特有の対処方法はございません。
ご施設が日常診療で実施されている対処法にて対応をお願いします。

(参考)
 
・国内第3相試験では、症状に応じて温罨法(おんあんぽう)(※1)やアイシング、アレロック、オイラックスクリーム10%、アクリノール消毒液0.1%、リンデロンVG軟膏による処置が行われていました。
(※1)温罨法(おんあんぽう):患部を暖めることによって病状を緩和させる方法

ステロイドを併用する場合、減量の目安は?

本剤は薬物代謝酵素CYP3A4を阻害しますので、本剤をデキサメタゾン(ステロイド)と併用した場合、デキサメタゾンの血中濃度(AUC)が約2倍に上昇します。[1]

・制吐目的でステロイドを投与される場合は・・・
患者さんの状態に応じて、ステロイドを適宜減量していただきますようお願いします。特にステロイドの投与量について指定はありませんが、半量程度を目安にしていただければと思います。[2]ただし、3日目以降は相互作用の影響が小さくなりほとんどステロイドのAUCは上昇していませんので(1.18倍)[1]、3日目以降は減量せず通常量を目安としていただきますようお願いします。
(参考)国内第3相試験、海外第3相試験ともに3日目以降は減量していません。

・制吐以外の目的で投与されるステロイドについては・・・
必ずしも減量していただく必要はないと考えております。[2]
ステロイドを減量することで、ステロイドによる治療に影響を与える可能性があるためです。
併用によりステロイドの血中濃度が上昇する点と減量による治療へのデメリットの両方を考慮していただき、患者さんの状態に応じて適宜ご判断くださいますようお願いします。

出典元
[1]プロイメンド点滴静注用150mg インタビューフォーム 2016年3月改訂(第8版)

[2]制吐薬適正使用ガイドライン2015年10月【第2版】

過量投与時に注意することは?

本剤の過量投与につきまして、国内の添付文書には特に記載はありませんが、海外の添付文書には「最大600mgを単回投与したときの忍容性は全般に良好であり、特筆すべき情報はない」旨の記載があります。[1]
なお、NK1受容体は中枢系および消化管にも分布しておりますので、念のため頭痛やめまい、下痢、便秘等の症状にご注意ください。

出典元
[1]プロイメンド点滴静注用150mg 米国添付文書

本剤では、イメンド3日間投与に比べて、アプレピタントの血中濃度が3日目以降では低くなることが考えられるが、有効性が低下することはないか?

海外第3相試験では、イメンド3日間投与との非劣性が確認され、遅発期の効果は同等でした。[1]
また、「嘔吐なし」の患者推移では、両群は4日目以降も同様の推移を示していました。[2]

出典元
[1]Grunberg S et al. J Clin Oncol,29 :1495-1501,2011
[2]申請時評価資料

輸液量を減らして使用できますか?

100mL未満の輸液量での使用は避けて下さい。
本剤は非臨床試験(in vitro)において、1.5mg/mLを超える濃度で溶血が報告されているので、最終容量が100~250mLとなるよう生理食塩液で調製して下さい。[1]

[1]プロイメンド点滴静注用150mg 添付文書 2016年3月改訂 (第8版)

投与速度を早くして使用できますか?

成人及び12歳以上の小児には30分未満で投与することは避けて下さい。また、生後6ヵ月以上12歳未満の患者には60分未満で投与することは避けて下さい。[1]
<理由>
日本人健康成人男性を対象とした第Ⅰ相試験では、1.0mg/mL群を対照に、投与濃度の上限を非臨床試験の成績にて溶血が確認されていない1.5mg/mL(100mLの生理食塩液で溶解)群とし、下限を30分間かけて静脈内投与するときの最大輸液量と考えられる0.6mg/mL(250mLの生理食塩液で溶解)群とし検討したところ、本試験で認められた注射部位反応を含む有害事象の程度は全て軽度であり、本剤150mgを0.6~1.5mg/mLの投与濃度で30分間かけて単回静脈内投与したときの忍容性は良好でした。一方、本剤150mgを1.5mg/mLの投与濃度で15分間かけて単回静脈内投与した群は、注射部位反応の有害事象の程度は軽度でしたが、他の群に比して発現率がやや高くなりました。
また、小児での国内第Ⅲ相一般臨床試験において、12歳以上の患者には本剤150mgを抗悪性腫瘍剤の投与1時間前に30分間かけて静脈内投与し、生後6ヵ月以上12歳未満の患者には本剤3.0mg/kgを抗悪性腫瘍剤の投与1時間時30分前に60分間かけて静脈内投与した際の安全性及び忍容性が確認されました。以上のことより、投与速度については「成人及び12歳以上の小児には30分間かけて点滴静注する。生後6ヵ月以上12歳未満の患者には60分間かけて点滴静注する。」としました。[1]

[1]プロイメンド点滴静注用150mg 添付文書 2016年3月改訂 (第8版)
[2]プロイメンド点滴静注用150mg インタビューフォーム 2016年3月改訂(第8版)

他の輸液や薬剤と混合できますか?

乳酸リンゲル液等、2価陽イオン(Ca2+、Mg2+等)を含む溶液は、配合変化を起こすことが確認されているので、混合しないでください。[1]

[1]プロイメンド点滴静注用150mg 添付文書 2016年3月改訂 (第8版)

小児に対して投与できますか?

小児への投与は可能ですが、年齢により用法用量が違うのでご注意ください。

<用法用量>[1]
・12歳以上の小児
他の制吐剤との併用において、通常、成人及び12歳以上の小児にはホスアプレピタントとして150mgを抗悪性腫瘍剤投与1日目に1回、点滴静注する。
・生後6ヵ月以上の乳児及び12歳未満の小児
他の制吐剤との併用において、通常、生後6ヵ月以上の乳幼児及び12歳未満の小児にはホスアプレピタントとして3.0mg/kgを抗悪性腫瘍剤投与1日目に1回、点滴静注する。ただし、ホスアプレピタントとして150mgを超えないこと。

[1]プロイメンド点滴静注用150mg 添付文書 2016年3月改訂 (第8版)